
日本人の黒い毛は、その人の印象に大きく関わるもの。チャームポイントにもなりますが、ともすれば清潔感を奪ってしまう事になるもの。この機会にぜひ、毛について知り、ご自身の毛との上手な付き合い方を学んでみては?
歳を重ねていく過程で、自分の毛が変化していることに気づいたことはありますか?個人差はありますが、実は子供から大人へ成長するにつれて、毛は太く変化していきます。25~30歳を過ぎると逆に毛は細くなっていき、毛が薄くなったと感じる人が多くなります。さらに更年期ごろからは毛の本数自体が減ることがあるようです。
毛は、その硬さで硬毛と軟毛に分けられます。硬毛は頭髪、ひげ、眉毛、まつげなどの黒くて硬い毛、軟毛は一般に産毛と呼ばれる、細く軟らかい毛で、毛髄質が無く色素も薄いのが特徴です。頭髪や睫毛などは皆さんご存知のように、衝撃やごみなどから私たちの身体を守っています。硬く目立つ毛ほど、大事な役割を果たしていると考えてもいいかもしれません。
全身の毛は育っては抜け落ちることを繰り返し、絶えず生まれ変わっています。毛根から毛が生え始め伸びていく期間は腕や脚などで3~6か月、髪の毛は3~5年ほど。その後、毛が抜け落ちる準備が整うと、毛は抜け落ちていきます。目立たない産毛も実はこのサイクルをもっていて、その期間は約1~2ヶ月ほど。それぞれの部位のケアは、この周期に沿って行うと効率的。間違ったお手入れをすると肌を痛め、肌荒れの原因にもなりますので、お肌の状態や毛の生えてくるサイクルに合わせてお手入れをすることが大切です。
普段「毛」について真剣に考えることって、なかなかありませんよね?でも知っておくと、対策もしやすく、魅力アップの手助けになるのではないでしょうか。ぜひ毎日のお手入れに取り入れてみてはいかがでしょうか。