
花嫁の和装といえば、白無垢・色打掛・引き振袖が一般的ですが、結婚式前にヘアメイクさんやブライダルプランナーから「シェービングをしてきてくださいね」と言われることも多いはず。
どうして和装でもブライダルシェービングをする必要があるのでしょうか?編集部が調べてきました!
着物は、後ろ襟を大きくぬいてみせるのが美しい着こなし。
ヘアスタイルもすっきりとアップでまとめるのが一般的なので、自然とうなじが露出します。
和装の場合、ウェディングドレスよりも露出するパーツが少ない分、うなじにはゲストの目線が集中。
スラッとした長い首に、なめらかで白いうなじが見えるとそれだけで和装姿がぐっと美しく見えます。
しかし案外、うなじのケアはできていないもの。
街でアップヘアの女性のうなじを見てみると、髪の毛とも産毛とも言えないような毛がびっしり生えていることもしばしば。
目立つのは両サイドの耳の下に連なる短い毛と、首の後ろから背中に向かって渦巻くように生えている毛。
特に毛量が多い人やくせ毛の人は、髪をアップするとモジャモジャと見えるので、不潔な印象を与えかねません。
しかし、自分ではよく見えないうえに、どこまで処理すればいいかいまいちわからないのがうなじの毛。和装の前にきれいにするにはどうすればいいのでしょうか?
和装で挙式をする花嫁さんは、理容室やシェービングサロンでブライダルシェービングを受けるのがおすすめです。
理容師免許を保持した理容師さんがカミソリで施術する「本格シェービング」で、白くなめらかな肌・ほっそり長いうなじが両方手に入りますよ。
和装ウエディングをする場合は、通常の襟剃りよりも深めに剃ってもらいましょう。
襟足まわりと、首の後ろ~背中に向かって生えた産毛を処理するのがおすすめ。「和装シェービング」など、和装の花嫁さん専用にコースを設けているお店もありますが、襟足と首を剃るコースであれば、うなじの毛をキレイに処理してもらえます。
実際に理容室で受けられる和装シェービングの様子をレポートします。
襟足では、写真の範囲の毛がムダ毛になります。この範囲プラス後ろ首~深襟の毛を剃ることで、美しいうなじの形にします。
襟足シェービングのステップを詳しく見ていきましょう。これがシェービング前のうなじ。耳の下に生えたぼざぼざとした短い毛が気になります。
まずは、うなじの両サイドの毛を剃ります。フワフワにホイップしたシェービングフォームを塗布して、一枚刃のカミソリを使って剃っていきます。「カミソリを当てるなんて、痛いんじゃない?」と思いますが、実際は痛くなく、肌を羽で優しく撫でられているかのような感覚に。
反対側も剃ったら、あとは首の後ろの毛。着物を着た時に見える、首の根元まで深めに剃っていきます。
最後に、保水・保湿をしてお肌を落ち着かせます。
仕上がりがこちら。襟足の形がすっきりして、肌がなめらかになったのがわかりますか?
プロの本格シェービングは「一枚刃」と呼ばれるカミソリを使うので、産毛だけでなく肌表面の古い角質も一緒に除去する効果も。
肌のごわつきやくすみも一掃され、柔らかくトーンアップした白肌になるので、見惚れるような色っぽいうなじに変身できますよ。
理容師さんによるうなじのシェービングでは、女性の首が細く・長く見えるように、両サイドの毛が長いW字になるよう整えてくれます。
これは、京都の舞妓さんなども実践している、きれいなうなじの法則。
黒い襟足のラインを首に残すことで、肌の白さとのコントラストを際立たせ、色っぽく見せる効果があるようです。
一万人もの襟足を見てきたという「ヘアーエステサロン イスト内 おかおそりるーむ まいのめ」の女性理容師、佐藤まどかさんによれば、完全なW字ではなくW字の中央にM字型に伸びる毛を残す「MW型」にすると、より大人っぽい仕上がりになるんだそう。
両サイドの毛に対して、中央を3分の1程度残すのがポイントなんだとか。
【関連記事】 シェービングの専門家に聞く!正しい襟足の形って?
襟足は自分では見えない部分ですが、周囲の人からは正面よりも、後姿が目に付くもの。
理容師さんのこだわりが詰まったシェービングで、挙式前にはもちろん、前撮りで和服を着るときにもきちんとケアしましょう。
ブライダル用のメニューには、お顔のシェービングやパック・マッサージなどがセットになっているものも多く、エステサロンに来たかのような心地よいケアを受けられる所もあります。
数あるお店の中から、自分に合ったケアの受けられるサロンを選んでくださいね。
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