古い角質をとりのぞき、肌をなめらかにするピーリング。ピーリング剤やゴマージュを使ったケア方法が一般的ですが、実はカミソリで顔を剃る「シェービング」にも、ピーリング効果があるのです。皮膚科医も注目しているお顔そりのピーリング効果に迫ります。
20代のころに比べて傷痕や虫刺されの痕、ニキビ痕が消えにくくなったと感じたことはありませんか?これは、お肌の新陳代謝ともいわれる、ターンオーバーの日数が関係しています。ターンオーバーとは、表皮細胞が生まれてから、アカとなって剥がれ落ちるまでの生まれ変わりことをいいますが、その日数は歳を重ねるにつれて長くなっていくのです。
通常、ターンオーバーの周期は28日(4週間)と言われていますが、これは20代までの話。年齢につれて次第に日数が長くなり、40代に入ると40~50日、60代では100日もかかると言われています。ターンオーバーの日数が長くなればなるほど、古い角質が表皮にたまり続けるため、色素が沈着している表皮(=痕)が剥がれ落ちるのに時間がかかります。年齢を重ねれば重ねるほど、人の皮膚は、硬く、ゴワゴワした角質がたまりやすくなるのです。
「シェービングは、毛を処理する行為」と思っている人は多いと思いますが、実はピーリング効果もあります。肌に刃をあてることで、お肌の表面の角質をうすくそぎ落としているのです。腕や足を剃る際、剃った後のカミソリを見ると、毛のほかにもアカのようなものがついているのを見たことはありませんか?これは、古い角質がアカになって剥がれ落ちているのです。
加齢とともに厚くなった角質を取ると、古い角質の下に眠っていた赤ちゃん細胞があらわになります。外に触れていなかったお肌は、やわらかく、みずみずしさを保っています。肌ざわりがなめらかになり、邪魔な角質が薄くなった分、スキンケアコスメの浸透が良くなります。
理想のターンオーバー周期(28日)に合わせて月1回顔そりを行えば、定期的に肌が生まれ変わり、若々しい肌を保つことができます。傷痕やニキビ痕、表面にできたシミを薄くする速度も、20代の時の状態に近づけることができるでしょう。
角質を取るからといって、同じところを2回以上剃ったり、まったく何も塗らずにカミソリをあてるのはNG。肌に必要な角質まで剥がしてしまい、肌バリアが低下して肌が敏感になってしまいます。自分で剃るときに美肌効果を高めるには、毎回必ず新しいカミソリを使い、肌を保護しながら行いましょう。
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自分でやる顔そりは、道具の使い方や力加減や難しく、カミソリ負けしてしまうこともあります。顔そりで肌が傷つかないよう、クリームや蒸しタオルで肌を守りながら行うのですが、これがけっこう面倒で、毎月続けるのは大変と感じる人も多いです。
そのような人は、シェービングサロンで顔そりをしてもらうという手もあります。経験豊富なプロのシェービングは、プロ専用のカミソリを使い、お肌に不要な角質だけをしっかり取りのぞいてくれます。剃る前と剃った後にはお肌を守るためのケアを行い、一人一人のお肌の調子を見ながらシェービングするため、肌へのダメージや肌トラブルのリスクも最小限に抑えることができます。セルフケアでよくある、剃りムラやそり残しの心配もありません。
プロの顔そりは1回3,000円~8,000円ほど。寝ているだけで肌が若返るので、エステのような気持ちよさも味わうことができます。
高いピーリング化粧品を使って一生懸命ケアをしていた人も多いかと思いますが、月1回の顔そりピーリングなら、手軽に安全に角質ケアをすることができます。この機会に顔そりをして、若々しいお肌を手に入れましょう!
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