結婚式に向けたブライダルシェービングは、いつ受けるのが良いでしょうか?
ブライダルシェービングを行っている理容室の経営者お二人に聞いたところ、海外や国内リゾートウェディングなど、飛行機の移動が伴う場合は、行うタイミングに少し注意が必要なようです。
シェービングマエストロイノウエの代表 井上さんと、アイメロウのオーナー 植木さんに、リゾートウエディングの場合のブライダルシェービングを受ける時期について話を聞きました。
ブライダルシェービングには2種類あり、それぞれで受けるべき日にちが違います。
電動シェーバーを使った『ソフトシェービング』ではなく、理容師がカミソリを使ってシェービングする『本格シェービング』の場合は、挙式3~7日前に受けるのがベストなタイミングです。
化粧のりがアップしたり、古い角質が取れて美白感が増すなどのスキンケア効果が期待できる本格シェービング。
産毛とともに古い角質を取り除くため、ベストな肌状態になるまでに時間がかかります。
>>結婚式前のシェービング、受けるなら「3~7日前」の理由とは
シェービング後のお肌はとてもデリケートなため、乾燥や日焼けをしないよう気をつけなければいけません。
飛行機の中は常に空調がきき、非常に乾燥しているので、シェービング直後のお肌とは相性が悪いです。
マエストロイノウエの井上さんによると、「長時間のフライトをする方は、シェービングが直前すぎると挙式当日に赤みや乾燥が出るリスクがあります。シェービングから出発までは2日以上あけていただきたいです。(井上)」とのこと。
敏感肌やアトピー肌、寝不足の人は、普通の人よりもさらに肌荒れのリスクが高まるため、出発日の2日~3日前にシェービングを受けるのが良いようです。
シェービングでは顔の産毛と古い角質を取り除くため、剃った直後は肌のバリアが薄くなっている状態に。お肌に水分を保つ力も弱まります。
飛行機の中は結露を防ぐため、常に乾燥している状態に保たれています。
例えば、ハワイまでのフライトはおよそ6時間。ただでさえお肌のうるおいを閉じ込める力が弱まっているのに、ずっと乾燥した空間に肌をさらしておくと、乾燥による赤みやヒリヒリ、カサカサなどの肌荒れが起きやすくなってしまいます。
飛行機内での乾燥対策の方法について、アイメロウの植木さんに伺いました。
「コットンに化粧水をたっぷり染み込ませたものを、ジップロックに入れて機内に持ち込むのがおすすめです。飛行機にはすっぴんで乗って、暗くなったらコットンパックをするとしっかりと保水されます。(植木)」
とのこと。夜、機内の電気が消えて暗くなった時であれば、パックをしてもまわりから気付かれにくく、恥ずかしくないということだそう。
「パックのあとは、乳液をいつもよりもたっぷりめにつけて、保湿しましょう。ニキビの人は、オイリーな部分はいつもどおりでも大丈夫です。(植木)」
しみこませた化粧水にしっかり蓋をすることで、飛行機内での乾燥を防いで、肌をうるおわせることができるということです。
コットンパック以外にも、マスクを活用すれば、人目を気にせずに保湿ケアができるそう。シェービングマエストロイノウエではこのように花嫁さんにアドバイスしています。
「肌への水分補給と、オイリーベースの手入れをした後に、大きめのマスクをすると良いですよ。吐く息が水分としてマスク内で留まるので、より手入れの効果が持続します。(井上)」
シェービングサロンでは、ただ剃るだけではなく、剃った後のケア方法までサポートしてくれます。自分に合ったブライダルシェービングの方法はどれなのか、ぜひ一度相談してみてくださいね!
うる肌シェービングでは、ブライダルシェービングができる全国サロンを紹介しています。
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今回取材した方
シェービングマエストロ INOUE 代表 井上進さん
創業70年以上の理髪店「(株)井上理髪店」の二代目。「シェービングマエストロ INOUE」を経営。都内に3店舗を構え、大手結婚式場と提携している。1993年以降行っているブライダルシェービングでは、「挙式当日の花嫁さんのお肌のコンディション」を一番に考え、正確な肌診断でトラブルを防ぐなど、リスク管理も徹底。結婚式場、ブライダルプランナーからも信頼を集め、利用者を増やしている。
本格シェービング&アロマエステ専門店 aimellow (アイメロウ) オーナー 植木玉美さん
1987年に理容師免許を取得。家業の理容室や都内理容室でシェイビストとして経験を積み、2005年に東京・自由が丘に女性のためシェービングサロン「本格シェービング&アロマエステ専門店 aimellow (アイメロウ)」をオープン。