
アーモンドやピーナッツを食べるとニキビができる、という話はよく耳にすると思います。ニキビ肌に悩む人は、アーモンドを避けているかもしれませんね。でも実は、アーモンドは美容の強力な味方なのです。
アーモンドにはお肌に良い栄養素が含まれています。その主な栄養がビタミンEと食物繊維です。
アーモンドにはビタミンEが100g 中31mg含まれています。ちなみに、ピーナッツには11mgしかありません。ビタミンEは強い抗酸化作用があり、ニキビを悪化させる活性酸素をおさえる栄養素です。また、老化を防止し、血液をサラサラにしてくれます。
アーモンドに含まれる食物繊維は100g中12g、ピーナッツは7gです。食物繊維は、便秘解消に効果的なのはみなさん知っていますよね。実は便秘は、大人ニキビの大きな原因のひとつです。腸内環境が悪くなると、皮膚の免疫機能が低下してしまい、アクネ菌が繁殖しやすい状況になってしまうのです。便秘体質でニキビに悩んでいる人にとっては、アーモンドはぴったりの食べ物なのです。
では、なぜアーモンドを食べるとニキビができると誤解されてきたのでしょうか。それは、おそらく加工されたアーモンドのせいでしょう。お店で売られている市販のアーモンドの中には、塩味がつきやすいように油でローストされたものが多く、その油が酸化して、体内にも悪い影響を与えていると考えられます。なので、ニキビの原因は、アーモンド自体ではなく、加工時に使用された油なのです。
アーモンドを食べるときは、油でローストしたり、塩味がついていない、「素焼き」や「生」のアーモンドを選びましょう。
アーモンドを食べるときに注意しないといけないのは、アーモンドはカロリーが高めだということ。アーモンドのカロリーは10g(10粒)で60kcal、1日の適量20粒で120kcalにもなります。美肌の栄養がたくさんだからといって、食べ過ぎは禁物。バランスの良い食事を心がけてくださいね。
いかがでしたか?
素焼きや生のアーモンドを適量食べることで、美肌効果が得られるのはびっくりという人も多いのではないでしょうか。おやつに適量のアーモンドを食べて、美しい肌を手に入れましょう。