女性のみなさん、お顔そりをするときは何を塗っていますか?
カミソリを使うときに肌に何かしらを塗るのは、肌荒れを防ぐための基本。
ですがいざ薬局に行くと、女性用のお顔そりの商品って全然置いてないですよね。
何を塗るべきか悩んだ挙句、身近にある洗顔フォームや石鹸を塗っている方も多いのでは?
繰り返していると肌がダメージを受けてしまいます。手遅れになる前に、女性にオススメの顔そりクリームを使ってみませんか?
(https://twitter.com/gelsomina215/status/6052185210?lang=ja)
まず、顔そりするときは、いきなりカミソリを当ててはダメです!
肌とカミソリの間のクッションになるようなクリームや乳液などを塗りましょう。
使わないと赤くなったり肌が荒れたりする「カミソリ負け」を起こしてしまいます。
クリームは毛を立たせて、剃りやすくためにも絶対に必要です。
(https://twitter.com/rqpit/status/647751017765859329?lang=ja)
身近にあってすべりのよい石鹸や洗顔フォームを使いがちですが、洗顔料の汚れを取るための強い成分が肌を乾燥させてしまいます。
ちなみに毎日お顔そりをしている編集部のあやさんは「洗顔料を使って顔そりをすると乾燥して気になっていました。今は乳液を使っています。」と話してくれました。
実際にどんなシェービング剤を使えばいいのでしょうか?
お顔そりの専門家によると、お顔そりのシェービング剤にはクリーム状のものがよいそうです。
皮膚科医の赤須玲子先生によると「とろんとしていて伸びの良いクリーム状のものならば何でもよいが、伸びの悪い軟膏などはカミソリを動きにくくするのでNG。」とのこと。
女性のお顔そり専門店「ビューティーフェイス」を運営する株式会社リビアス副社長の大西恵子氏も「お顔そりをするときはクリームをはけで薄く塗ること。泡タイプのシェービング剤は地肌が見えなくなるのでよくない」と仰っています。
・保湿クリームや刺激の弱いハンドクリーム、乳液などもOK
・剃るときに地肌が見えるクリーム。泡タイプのフォームはNG
お顔そりのシェービング剤には、クリーム・乳液がおススメのようですね。
参考:赤須玲子(2009)『赤ちゃん肌に変わる「顔そり」スキンケア』 マキノ出版 p59-62
参考:大西恵子(2013) 『素肌からキレイになる「お顔そり」のすすめ』 現代書林 p64-66
ココカラファインやマツモトキヨシに行ってみたところ、男性用のシェービング剤は豊富なのに、女性用のお顔そりの製品が置いてあるところはありませんでした。
ある化粧品専門店では「女性用のシェービングクリームはありますか?」と聞いたら「女性はシェーバーがあるので、顔そりしないのでは?」とまで言われてしまいました。
ボディクリームやボディシャンプーを売っている、ロクシタン、キールズ、サボン、ラッシュの店舗では、メンズ用の高級シェービングクリームを購入することができます。
ですがお値段は、150gで2,500円~3,500円と、決して手頃な価格とは言えません。
どれもメンズ用なのですが、アットコスメの口コミによると、自己処理のし過ぎで肌荒れしたときに、店員さんに「女性も使えます」と勧められて購入したという女の人もいるようです。(http://www.cosme.net/tag/tag_id/43947/review/review_id/504203247)
(https://twitter.com/connacoto/status/258069202689200129?lang=ja)
ネットでは万能クリームと言われるニベアを、お顔そりに試してみました。ニベアは56gで税抜き198円です。
実際に塗って顔そりしてみたところ、問題なく使えました。
ニベアは油分が多くてしっとりしていて、保湿もばっちりです。
ただ、こっくりとしたテクスチャの白いクリームなので、肌に塗って薄く伸ばしても地肌が見えず、毛が見えにくいのでそり残しになる点、すべりがあまりよくない点が、お顔そり用としては少し気になります。
肌を切らないように、カミソリを寝かせてゆっくり剃っていくのがコツ。
また、剃り終わったあとのカミソリをふき取るだけだと、刃にが残ったクリームの油分が刃を劣化させてしまいます。
お湯でしっかりと洗い流しましょう。
ちなみに、私は普段顔そりで、いつもスキンケアで使うちふれのオールインワンジェルをつけています。
これも問題なく剃れるのでいいと思っていますが、分が少なめなので保湿力が弱いのか、時々肌が赤くなります。
次からは、女性用お顔そりシェービングクリーム3つの使用感をレポートします!
人気の自然派化粧品メーカーLUSHのシェービング剤。男女兼用であり、先ほど見たものに比べると値段もかなり手頃です。全国151店舗の店頭で買える手頃なシェービングクリームはこれだけかもしれません。
LUSHのネットショップでも購入できます。
LUSHの商品は、天然由来の成分で作られているのが特徴です。はちみつが多く含まれているため、シェービングの後のカミソリ負けを防いでくれるそうです。
蓋をあけ、ボトルを押しながら出すのですが、かなり出にくいです。ボトルを振って出すと、たくさん出すぎます。
伸ばすとしっとりしていて、乳液に近い感触です。LUSHの商品はどれも独特の匂いがしますが、これははちみつの香りがします。
アットコスメの口コミには「ビールの匂いがする」と書かれている方もいましたが、私はそれほどきつい香りではないと感じました。
剃る部分にだけ順番に塗ります。
一度に全部塗ると他の部分が乾いてしまうのと、液ダレするので目の周りなどは特に気を付けた方がよさそうです。滑りが良くなるのはもちろんですが、剃った後に肌がしっとりする感覚がやみつきになりそうです。
・LUSH特有のハーブっぽい匂いがする
・剃った後も肌がずっとしっとりしている
アットコスメで、最高点の7を付けている商品です。40gと小さい分、値段もお手頃です。街の薬局では見つけることができませんでしたが、マツキヨネットなどで購入できます。
チューブから出してみると、硬めのクリームが少し出てきました。半透明のボディーバターみたいな感じです。匂いは、少し薬品っぽい香りがします。
出したときは硬いクリームですが、伸ばすとすぐ柔らかくなり、透明になります。毛も見えやすいです。
眉に使ってみました。少量で出せてクリームがしっかりその場にとどまるので、液ダレの心配がなさそう。これなら目のまわりにも安心して使えます。
すべりはとてもいいですが、量が足りなかったのか、すぐ乾いてしまうのが気になりました。多めに塗ると良いと思います。
・少量で使えるのでコスパがよい
・硬めのクリームで液ダレしない
・少し乾きやすいので、ケチらず多めに塗るのがポイント
これは、「美容液シェービングクリーム」という名を冠した、女性のためのお顔そりのクリームです。こちらもネットでしか購入できません。
箱に入っているのですが、箱の内側に顔そりの手順が紹介されていて親切です。
美容液成分が80%配合されているのが特徴。肌がつっぱらず、スベスベになるそうです。使用後に洗い流す必要がありません。体やデリケートゾーンにも使用可能です。
チューブの容器に入っています。ピンクのバラのデザインが可愛らしいですね。
出してみると、乳液くらいの柔らかさです。匂いは、ローズと「アラビックヤマトノリ」が混ざったような、ロクシタンの商品のような甘い香りがします。
私は、母親のスキンケアコスメの匂いを強くした感じがして苦手でしたが、友達にかいでもらうと「私は平気、むしろいい匂いだと思う」と言っていました。
今回近くにチークブラシがあったので、せっかくなのでブラシを使ってクリームをつけてみました。
ブラシで伸ばすと、均一にきれいに伸びますね。
ブラシに取ってから顔につけてみると、液ダレもしません。
ただ匂いが強いので、特に鼻の下に塗るときついです。
剃り心地はとてもよかったですが、一度洗い流しても、その日は一日顔からこの香りがするほど匂いが残ります。
・箱やパッケージがかわいくてテンションが上がる
・ロクシタンのような強い匂い
・剃り終わって洗い流しても1日中匂いが残る
今回これらのクリームを使ったところ、刃の滑りが良くなり、肌が全くカミソリ負けしませんでした。
使用感の違いは「しっとり感」「液ダレのしやすさ」にあります。
柔らかい乳液タイプのクリームは、すぐ乾く硬いクリームよりもしっとり感が続きます。
「液ダレ」は、乳液タイプのものでもはけを使えば防げますが、少量でも肌に付く硬いクリームが使いやすいです。
使いやすさで言うと、ボトルよりも片手で出せるチューブがよいです。
また、一度に少ししか使わないので、容量の多いものは使い切るまでに時間がかかりそうです。
大きめのクリームは、ボディと併用で使えるものを選ぶと良いと思います。
意外だったことは、「匂い」もクリームを選ぶときの重要な判断基準になり得るということです。
「匂い」はどれも癖があり、ラッシュの刀刃一本は「ハーブ」系、ピアニィケアは「薬品」系、VISHAVEは「ロクシタン」系の匂いで、人によって好き嫌いがはっきり分かれると思います。
買っても使わずに捨ててしまいたくなるようなものもあったので、事前にかいで確認できるなら、買う前に匂いをチェックした方がいいと思いました。
ネットで売っているものは匂いがわからないので、ばくちとも言えるかもしれませんが、不安な方は、匂いの気にならないニベアクリームを使うのが間違いないかもしれません。
(https://twitter.com/kairisheizo/status/644501831847055360?lang=ja)
クリームを塗っていても、カミソリ負けが起こることはあります。
それは、クリームの量が足りていないか、シェービングの後の保湿を怠っていることが原因です。
クリームが少ないと肌とカミソリの間のクッションにならず、刃の滑りが悪くなってしまうので、ケチらずにしっかり塗りましょう。
そして、シェービングの後は化粧水やワセリンできちんと保湿をすることが大切です。
かゆくなったり赤くなったりしている場合は、炎症を抑えるために冷やすのも効果的。
月1でお顔そりに通っている編集部のさくらさんは、かゆみや赤みが出た時は、ハンカチを濡らして冷蔵庫に広げて置き、冷たくなったものを顔にのせているそうです。
寒くなるくらい徹底的にやるのがポイントだそう。
クリームで肌を保護していたとしても、肌が弱かったり、ニキビや乾燥などで肌が荒れていたりする場合に自己処理を続けると、カミソリ負けになってしまうことや、肌トラブルを悪化させてしまうことがあります。
カミソリ負けのない安全な顔そりをしたいなら、プロに任せるという方法もあります。
もし肌荒れしていても、プロが肌の状態を見極めながら、眉間や小鼻まで丁寧に顔そりをしてくれるので、安心して顔そりができます。
また、サロンでの顔そりはマッサージやパックが付くこともあるので、肌の状態が整うと同時に、心もリラックスできますよ。
理容室やシェービングサロンの検索や予約は、当サイトからしていただけます。ぜひお近くのお店を探してみてくださいね。
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