
人間は誰もが、身体の機能の衰えを加齢とともに実感しますが、その基本的なスピードは、そんなに大差がないと考えられます。しかし、同じ年のはずなのに生活環境や長年の生活習慣などの違いが、いつまでも若々しい人と老け込んでしまう人を分けてしまいますよね。同じように、肌の老化にも実は加齢だけではないさまざまな原因が潜んでいるのです。
何十年ぶりかの同窓会に訪れた時、同い年なのに肌にハリがあって若々しい人、いませんでしたか?老化が遅いと言われるアジア人ですが、50代に入るといきなり目に見えて変化が現れる人が多いようです。つまり50代に入って、肌の状態に大きく個人差があらわれてくるのです。
同じ50代でも美肌を保っていた人は、実はあることに入念な注意をしていたことが考えられます。それは「紫外線を極力避けてきた」ということ。太陽光を浴び続け、紫外線がお肌の真皮にまで入り込んでしまうと、細胞を壊してしわやしみを引き起こす原因になってしまいます。また紫外線が原因となり、肌内部で活性酸素が発生し細胞を傷つけることで、老化を加速させてしまうのです。
「紫外線」以外に肌の老化を促進させるのが、「肌疲労」とよばれる季節の変化や生活リズムの乱れによって一時的に疲れがたまる現象。お肌のゴワゴワや、ザラつき、くすみなどがそのサイン。歳を取っても肌が綺麗な女性は、季節によってきちんとスキンケアの方法を変えて適切に対処してきたのでしょう。地道な努力が、肌疲労を早い段階で食い止めてきた秘訣かもしれません。
今は若くて肌の悩みが少ない人も、気を付けていないと何十年後には肌がボロボロになってしまうかもしれません。今からでも極力紫外線を避け、肌疲労をためない努力をしていくことが大切です。