2015年4月20日、理美容経営企画室主催の理容師カフェが開催されました。
セミナーの様子
株式会社Ominato 代表 大湊茂雄さん
女性のお顔そり専門店 Crie(クリエ) 郡山うすい店 店長 黒羽祐子さん
福島県の女性のお顔そり専門店 Crie(クリエ)にて、2015年1月にスタッフ1名あたりの売上が月間100万円を超え、113万円になりました(代表 大湊茂雄氏のブログより)。
代表の大湊氏によると、この売り上げは、工夫を凝らした毎月違ったキャンペーンや、新技術「お顔ほぐし」などを取り入れた事のほか、失敗と検証を繰り返してきた努力の賜物。今回の理容師カフェでは、ひと月で100万円以上の売り上げを出したやり手スタッフ、黒羽祐子さんと、代表の大湊茂雄さんを招き、個人売上100万突破に至るまでに実際に何を・どのように行なったのか、何を失敗したのかを情報共有します。
今回のイベントは、参加募集開始の2日後に満席になりましたが、急きょ会場を変更して定員を増員しました。
「理容師カフェ」は理容師さん向けのセミナーで、毎月役に立つ情報を発信しています。
理容師さん同士の情報共有から、新たなヒントを発見して、互いの成長につながるきっかけの場ともなっており、理容室全体の活性化を目指しています。POPを作りや、繁盛理容店のスタッフによる勉強会など、さまざまな取り組みを行っています。
うる肌シェービングのミムーです。今回のイベントでは、総勢60名の理容関係者が参加しました。うる肌チームからは、私ミムーとヤマーの2人で出席しました。会場の扉を開けると、すでに参加者同士が名刺交換中。顔見知りの方も多いようで、すでに賑わいを見せています。60名ということもあって、会場の熱気はムンムン。慌てて冷房調節に走る、主催関口さんの姿が印象的でした。
名刺交換が落ち着いたところで、ゲスト講師による公演がスタート。
トップバッターは、くろちゃんこと黒羽祐子さん。月間100万円以上を売り上げるスゴ腕理容師さんです。17才の頃から、理容師を目指し、お顔そりが好きで好きでたまらないそうです。
店頭用の自己紹介POPを説明する黒羽さん
黒羽さんは、お顔そり専門店クリエ 郡山うすい店の店長さん。うすい百貨店の10階トータルビューティーフロアにあるテナント店です。ご新規さんは、予約が滅多にとれないほどの人気店だそうです。そして、黒羽さんが100万円を突破できた裏には、やはり並々ならぬ努力と工夫がありました。
「集客」、「再来率の意識」、「単価アップ」、「お客様の信頼」、「セミナーなどでの勉強会」、「店販」、「仲間の協力」、そして「情報を伝えるタイミング」など、成功に至るまでには、どのピースも欠かせなかったと語る黒羽さん。特に僕が「すごい!」と思ったのは、「あえて着替え時間を長めに取る」という点です。着替えが終わってから時間があると、お客さんは部屋に貼られたPOPや、メニューをじっくり眺めるそう。そうすると、実際の施術中にお客さんからの質問が自然に飛んでくるようになり、オプションメニューなどが勧めやすくなるとか。こうした細かいこと一つ一つに気を遣い、考え、実践するという積み重ねが、100万円という数字に繋がったのだと思います。
店舗経営のモットーやこれまでの苦労を語る大湊さん
続いて、株式会社Ominato代表の大湊さんへバトンタッチ。会社の歴史と、これまでの苦労を赤裸々に語ってくれました。
株式会社Ominatoは、理美容室ヘアエステオオミナトをはじめ、お顔そり専門店2店舗、エステサロン1店舗、リラクゼーションサロン1店舗を経営。一見、順調に拡大を続けてきたと思いきや、ピンチの瞬間もあったようです。「経営が順調な時は、銀行はお金をどんどん貸してくれたが、厳しい時は全く貸してくれなかった」と語る大湊さん。先輩経営者の「銀行は晴れの日には傘を出してくれるが、雨の日には傘を引っ込める」という言葉を、身を持って体験したそうです。また、お客様のために、毎月キャンペーンを企画しているそうですが、「お客様に毎月の楽しみを作ってあげたい」という想いから始めたそうです。素晴らしいですね。ジーンときます。
来場者プレゼントのオリジナルチロルチョコ
こちらは、大湊さんから来場者に向けてプレゼントされたオリジナルプリントのチロルチョコ。黒羽さんのゴッドハンド「くりーむぱん」、右は「茂雄です。社長です。」のチョコレート。大湊さんにとって、黒羽さんは右腕、いや両腕的存在だそうです。
最後はグループワークで事例・アイデアを共有
最後は、机をくっつけ、みんなで話し合うワールドカフェ。「集客UP」、「来店頻度UP」、「単価UP」のテーマでテーブルを分け、それぞれのテーマについて、お店で実践している事例や思いついたアイディアを出し合いました。出し終えたアイディアは、付箋で壁にペタペタ。面白いアイディアの考案者は、みんなの前でプレゼンしました。「あなたと出会えた記念日を作る」、「使った私はこんなにきれいになりますアピール作戦」など、ユニークなものも多く、笑いと興奮で会場はヒートアップ!みんなで思い思いの意見を持ち寄ることで、参加者同士も大いに刺激を受けた模様です。
さて、ヤマーが出した「シェービング大会」は果たして実現するのでしょうか!?楽しみですね。
「水と情報はせき止めると、腐っていくだけ。どんどん情報共有しないと」と主催の関口さん。このセミナーを通して、情報共有の大事さを改めて実感しました。
参加者同士の交流も深められた、今回の理容師セミナー。最後はみんなで仲良く記念写真。はいチーズ!
ゲスト講師と参加者の集合写真
文章 うる肌シェービング営業部/ミムー
写真 相馬雅和