床屋さんの改装Before&Afterをリポート

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密着取材!おしゃれ床屋リニューアルプロジェクト(品川 床屋のだ2015)

編集部のさくらです。うる肌シェービングに掲載中の床屋のだが、お店の内装を女性客向けにリニューアルするということで、打ち合わせ~完成までを密着取材してきました。

もっと若いお客さんを取り込むために、内装リニューアルを決意

床屋のだは、先代の後を継ぎ、お兄さんと妹さんの2人でやっている駅前の床屋さん。品川区の鮫洲駅前で、60年以上やってきました。2回目の改装を終えてから20年が経ち、今回で3回目の改装とのこと。店主の野田さんは還暦を迎えましたが、まだまだ現役まっしぐら。「”床屋はダサい”というイメージを変えたい」との思いから、思い切ってリニューアルすることにしたそうです。

もっと若いお客さんを取り込むために、内装リニューアルを決意

兄妹2人でやっている床屋のだ

10年前は50代以上の常連客が中心だったというお店でしたが、最近はもっと若い客さんが徐々に増えてきたとのこと。うる肌シェービングやホームページから20~30代女性のお顔そりの予約が入るようになったり、30代の男性がふらっと訪れるようになって来たそうです。「今の店の内装も良いと思うんですが、50代以上のお客さんにウケが良い感じ。今回は、もう少し若い年代の方も、男女問わず入りやすい雰囲気に変えたいです」と野田さん。

客層が変化。30~40代男女がくつろげる空間を作りたい!

リニューアル前の店舗。やや重厚感がある

 

「30~40代男女がくつろげる空間へ」をコンセプトに、インテリアに強い「ID́EE(イデー)」に内装リフォームを依頼

よくある理容室の改装は、床屋さんにシャンプーやシェービングフォームなどを卸すディーラーさんの紹介の内装業者に頼むのが一般的。しかし野田さんは「カフェやオフィス・住宅など、他業種も手掛けている業者さんにお願いしたほうが、良くなると思った」とのこと。

そこで、知り合いの紹介がきっかけで知った、家具・カーテン・照明・雑貨などのインテリアや内装を手掛けているID́EE(イデー)に、今回のリニューアルを依頼することにしたそうです。

4回の見積もり・打ち合わせで契約へ。「予算内でどこまで変えるか?」に苦悩

まずは念入りな打ち合わせで、野田さんの希望をイデーに伝え、イデーが希望通りに改装した場合の予算を見積もります。見積もりでは改装後の図面だけでなく、イメージ図も一緒に添えてくれたそうです。改装後のお店のイメージがよりリアルに掴めますね。

4回の見積もり・打ち合わせで契約へ。「予算内でどこまで変えるか?」に苦悩

店内外観と、入り口の完成イメージ図

担当の高橋さん曰く、イデーの魅力は「居心地の良い空間を提供すること」。お店の入り口に設ける待合のソファーには、野田さんのこだわりを詰めました。
「杖をついたお客さんが立ったり座ったりしやすい高さにしてほしい」「今より広く、男性が3人腰かけられる幅がいい。そうすると土日にふらっと立ち寄って満席でも、待ってくれるお客さんが増やせるから」「ポリエステル素材でも安っぽくなく、掃除しやすい(髪の毛がひっかかりにくい)素材」などといったリクエストを、細かく反映していきます。

4回の見積もり・打ち合わせで契約へ。「予算内でどこまで変えるか?」に苦悩

打ち合わせは営業後、夜行われた

しかし、あれも・これもとなると、見積り額も予算を大幅に超えてしまいます。イデーが提案する見積りから、本当に変えたい部分だけを予算内におさまるように選んでいくのに苦悩していました。営業時間を縫った4回の打ち合わせを経て、やっと契約内容が決定しました。その後、契約、店内の計測、搬出、店休日のお知らせを作成。いざ着工です!

施工完了!新装オープンのための準備

搬入、復元。予想以上の仕上がりに、新装オープンが楽しみ!

店内に一歩入ったときの図

工事は5日間で終了。「床屋のだ」が新しく生まれ変わりました!
まず、店内の配色を大幅に変更。いままでオレンジ×グレーだった配色を、白×木目調に一新しました。ナチュラルで明るく、カフェのような空間に。 
そして、野田さんがこだわったのはだれでも入りやすいお店にすること。お店の外からは店内の様子が見えるように、中に居るお客さんには、外が気にならないような設計になっています。

搬入、復元。予想以上の仕上がりに、新装オープンが楽しみ!

中から入り口を見た様子

 

そして、オーダーしたソファーの置いてある待合スペースがこちら。さわやかなスカイブルーと、ほっとするような癒しのグリーンがナチュラルな雰囲気の店内にぴったりですね。待っている時間もお客さんがゆったりとくつろげるように、という野田さんの思いが伝わってくるようです。

搬入、復元。予想以上の仕上がりに、新装オープンが楽しみ!

2人余分に座れるようになった待ち合いスペース

 

店主 野田さんの声「大満足です!」

改装を終えて、野田さんご本人は「明るくなったのが一番いいね。さすがプロの計算だけある」と、かなり満足な様子。実はこの改装、野田さんご自身の還暦のお祝いという意味も込めて実施されたそうです。「せっかくお金をかけて改装したんで、もう10年頑張ろうという気になりました」とのこと。

インテリアに強い「IDEE(イデー)」に内装リフォームを依頼

店主の狙いどおり、洗練されたおしゃれな店舗に変わった今回の改装。詳しくビフォーアフターを見ていきましょう。

床屋のだリニューアルカウンターBefore

カウンターBefore

床屋のだリニューアルカウンターAfter

カウンターAfter

床屋のだリニューアル待ち合いスペースBefore

待ち合いスペースBefore

床屋のだリニューアル待ち合いスペースAfter

待ち合いスペースAfter

 

イデー高橋さん「狙いどおりの仕上がり。いい雰囲気になった」

今回の改装担当 イデー高橋さん(写真左)

今回の改装を担当した高橋さんは、「イメージどおりの仕上がりです。照明はそのままですが、空間の印象がとても明るくなりましたね」と話してくれました。またリフォームの上では「他の人が作り上げた内装は、中がどうなっているのか分からないので、いざ解体・施工するまでわからない部分が多いんです。」とのこと。経験とさまざまな工程・緻密な計算によって、今回の改装が行われていたんですね。

「高級感が出た」「カフェみたいですね」と常連さんの反応も好調

リニューアルオープン後5日間で訪れたお客さんの反応はどうだったのでしょうか?聞いてみたところ、男女ともに評判がよく「きれいですね」「カフェみたいですね」と言われる事が多かったそう。男性からは「高級感でましたね」といった意見もあったんだとか。
木材仕上げのカウンターは、お客さんにも好評だったそう。レジ機は創業時のものをそのまま設置。レトロさがいい味を出してますね。

「高級感が出た」「カフェみたいですね」と常連さんの反応も好調

今回の改装のときに掘り出して発見した、昔作成したオリジナルのブルーのマッチ箱。待合室の棚の上にならべて飾ってみると、「かわいい!」と女性のお客さんに気付いてもらったようです。
「高級感が出た」「カフェみたいですね」と常連さんの反応も好調

編集後記:改装アイデアは、毎日現場に立っている理容師さんならでは

今回、初めて床屋さんの店舗改装に立ち会いましたが、「お客さんにとって居心地のいい空間をつくりたい」という思いがひしひしと伝わってきました。実は、記事に書いた以外にも、細かいリフォーム要望がたくさん上がっていました。「足元の壁紙がはがれかけていて、みっともないから直したい」「バックヤードの扉を開ける音がうるさく、くつろぎの邪魔になるから直したい」「ソファーが狭くて、女性3人は座れるけれど、男性3人は座れない」など、毎日お客さんと向き合っていないとわからない視点ばかりで、目からウロコの想いでした。

今回の「おしゃれ床屋リニューアルプロジェクト」は、”ダサい床屋のイメージを変えたい”というねらいにばっちりハマったと思います。現代のニーズに合わせて努力している、床屋さんの姿を垣間見ることができました。

<今回取材したサロンはこちら>
床屋 のだ
東京都品川区東大井1-2-18 更科ビル1F

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